差し歯のメリットとデメリット

更新日2022.05.17

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差し歯とは

健康な歯の根の部分に金属やプラスチックの土台を入れて被せものをする治療法のこと

最近では、差し歯という単語を聞くことが少なくなりました。

差し歯と同義のクラウンという単語のほうを、よく耳にするのではないでしょうか?歯の上から被せる意味として同じように使われます。

差し歯の目的は、虫歯で削れてしまった部分を補うことや、審美性を高めることに使われております。

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よく聞かれる差し歯とインプラントの違い

差し歯は、自分の歯の上から被せものをするのに対し、インプラントは、人工の歯根を埋め込み、その上から被せものをします。

差し歯は、歯の根のクッションをする役割の歯根膜が存在しますが、インプラントは、この歯根膜がありません。

差し歯のメリットとデメリット

差し歯の治療目的は、機能性の回復と見た目を良くする審美性の2つがあります。

また、差し歯の治療には保険適用と保険適用外があります。
それぞれ表にまとめ、比較してみました。

  メリット デメリット
機能性 虫歯治療で欠けてしまった部分を補える 専用の接着剤で固定するためやりなおしがきかない
審美性 歯を削るため歯並びを整えられる 健康な状態の歯を削ることになる
保険適用 ・費用が安い
(自己負担は約2~3割)
・もし外れても保証期間内なら無料で対応してもらえる
・使える素材がレジンのみ
(奥歯は銀歯)
・素材が限られるため長年使用すると変色や汚れがつきやすい
保険適用外 ・セラミック(陶器)素材を使うことができる
・自然な白さがあり審美性の高い素材が多い
・変色や汚れがつきにくい素材のものを選べる
・費用が高い
(10万円前後)
・素材が強固なため噛みあわせによっては健康な歯が削れる可能性がある
・歯医者さんによっては保証がつかないところもある

差し歯にする予定がある方は、メリットとデメリットを理解したうえで、担当する歯科医院の先生と相談し、治療に臨むようにしましょう。

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