あなたの知らない虫歯予防の情報教えます

虫歯予防「3DS」の存在

3DSは虫歯の原因菌や歯周病を殺菌し、予防できるシステム

3DS…「Dental Drug Delivery System」
2000年に国立感染症研究所で開発され、「歯に薬剤を直接届けるシステム」という意味をもち、近年の虫歯予防において最も効果的なシステムといえます。

3DSとはどんなものなのか

専用のマウスピースと薬剤を使用します。3DS用の薬剤をマウスピースに塗り込み、それを装着することで虫歯となっている箇所のみならず、口腔内の原因菌を取り除きます。 薬剤は虫歯の原因菌を取り除くだけでなく、プラーク(歯垢)が付きにくいようにしてくれます。 以下に該当する方は3DSを受けてみてはいかがでしょうか。

  • 虫歯、歯周病になりやすい方
  • 歯並びが悪い方
  • 妊娠中の方
  • 高齢者の方
  • 詰め物が多い方
  • 母子感染を防ぎたい方

説明

まずは患者さんの現在の状況を把握するため、歯科医師が診察します。唾液検査を行い、除菌が必要か確かめます。その上で3DSについての説明をします。

型取り

患者さんの歯の型を取ります。型が完成してから次の工程になります。

歯の清掃

歯垢や歯石を取り除き、歯をきれいな状態にします。

薬剤注入

出来上がった型に、専用の薬剤を入れます。

装着

薬剤を入れたマウスピースを自身の歯に約5分ほど装着しておきます。その後口内をすすぎます。直後の飲食は控えて下さい。

ホームケア

1週間自宅で1日1回、歯磨き後に薬剤とマウスピースを使い、5分ほどのホームケアを行います。

定期検査

歯科医院で6ヵ月おきに唾液検査と歯の清掃を行っていき、細菌が増えていないか確認します。検査結果によって、薬剤の効果が得られない場合は他の薬剤に切り替えたりします。

費用はどれくらいかかるのか

検査費用…5,000円前後
マウスピース…8,000円~
歯の清掃…5,000円前後
3DS治療(薬剤含む)…8,000円~
諸経費…4,000円前後
※3DS治療は保険が適用されません

まずはお近くの歯医者さんで3DSの治療が行えるかの確認が必要です。また、上記費用はあくまでも目安です。診療場所や取り扱っている内容によっても違いはありますので歯科医院へ直接お問い合わせ下さい。

歯科医院の定期検診が大事な理由

歯医者さんのイメージ

歯医者にお世話になる場合は虫歯治療が多いと思います。
しかし、歯科医療の先進国アメリカやスウェーデンでは、定期的に検診される方は全体の80~90%以上ですが、日本はわずか2%程度しかないそうです。日本でも歯科医療の分野では先進国と言っても良いのに、なぜここまで開きがあるのでしょうか。
日本人の多くは、身体の健康と歯の健康を区別しておりますが、外国人の多くは歯の健康こそが身体の健康と考えております。

定期検診の目的は虫歯や歯周病の予防と早期発見があります。定期検診の内容は歯科医院によって多少の違いはありますが、口内の確認、歯の清掃、歯磨きについてのアドバイスや指導などを行います。歯科医院は歯の治療を行うことは勿論、歯の健康(予防)についても対応してくれます。

早期発見が大事

定期的に検診に行かなければ虫歯の発見が遅れてしまいます。仮に虫歯を放置してしまった場合には、健康面や食事面でトラブルになることがあります。ですので、虫歯の早期発見は大事です。

理想の定期検診は、3ヵ月に1度と言われておりますが、遅くても半年に1度が良いでしょう。虫歯や歯周病が感染症ということを認識しましょう。
定期検診でこれらを早期に見つけることにより、歯に詰め物をしたり、削ったり抜いたりしなくても良くなります。初期段階の虫歯は痛みがないため放置する方が多いです。定期的な検診は虫歯を防ぐこととして重要です。

定期検診の費用

普段の歯磨きで、どうしても落としきれない歯垢、歯石は定期検診での清掃(クリーニング)で落としてくれます。歯をきれいにすることで虫歯予防にもつながります。

定期検診の費用(保険外の費用)は、1回2,000~4,000円(目安)ほどで受信できます。 虫歯の治療は程度にもよりますが、1回の治療で数千円から数万円ほどかかり、何度か治療に訪れると更に費用がかかる場合があります。

ですので定期検診はとても大切な健康管理ということが理解できたのではないでしょうか。健康な歯を維持する事はとても大事なことです。今からでも歯科医院で定期検診を受診されてはいかがでしょうか。

チョコレートが虫歯予防?

チョコレートのイメージ

はじめに誤解しないでいただきたいのですが、チョコレートを食べれば虫歯にならないということは間違いです。

チョコレートの悪いイメージと言えば、「虫歯になる」「太る」「ニキビができる」が挙げられます。しかしこのような悪いイメージと違う効果がチョコレートにはあるのです。

主成分カカオ豆の効果

チョコレートの主成分はカカオです。カカオ豆の脂肪分であるカカオバターは脂肪吸収が良いとされており、ダイエット効果もあるため、実はチョコレートで太るというイメージ自体が間違いなのです。ただし砂糖も練り混ぜて作られているので、食べ過ぎには注意が必要です。

次にニキビが増えるといったイメージも科学的根拠は全くありません。おそらくは脂肪とカフェインが成分にあるので刺激物として認識され、それがニキビを増やすイメージにつながったのではないでしょうか。

そして肝心の虫歯になるイメージですが、虫歯の原因となる歯垢はチョコレートにも含まれるポリフェノールにより歯垢の付着を抑える働きがあります。ポリフェノールはチョコレートに限らず、緑茶やウーロン茶、赤ワインや納豆、味噌などにも含まれており、結果としてチョコレートを食べることは虫歯予防にもつながると言えます。

チョコレートの落とし穴

いくつか注意すべきことがあります。最初にホワイトチョコレートですが、これにはほとんどポリフェノールが含まれていないため、虫歯予防の効果は期待できません。次に多くのチョコレートに含まれる白砂糖ですが、虫歯になりやすいと言われる砂糖であるため歯磨きで食べかすを残さないようにしましょう。
白砂糖とは対照的に、黒糖はラフィノースというオリゴ糖の一種が含まれており、虫歯の予防効果があります。
カカオ成分量が多くなると苦味も増しますが、虫歯予防には良いとされています。

まとめ

チョコレートのイメージは少し変わりましたでしょうか。チョコレートは虫歯予防、ダイエット効果、アンチエイジング効果、ストレス緩和といった良い効果がたくさん含まれています。
これだけの効果があると美容食と言っても良いと思います。

教えて歯科医師さん

広島県福山市にある
「ふかつ歯科・矯正歯科」
院長の 渡邉武寛 先生にご協力いただきました。

(ふかつ歯科・矯正歯科のページ)

(ふかつ歯科・矯正歯科の公式ホームページ)

Q1.虫歯を予防する上で、歯磨き以外にできることってどんなことがありますか?

①:歯ブラシだけでは、歯と歯の間の歯垢は残っています。そのため、デンタルフロスの使用は必ず行ってください。

②:唾液には虫歯を予防する成分が入っています。そのため、絶えず唾液が分泌されていれば虫歯にかかりにくいのです。たとえば、口呼吸の方は、鼻呼吸に改善する。唾液腺マッサージをして唾液を出しやすくする。など。

③:歯並びが悪いと、ブラッシング不良により歯垢が歯列不正部に停滞しやすいため、虫歯になりやすくなります。そのため、歯列矯正を行い、ブラッシングしやすい口内環境を整える事をお勧めします。

Q2.歯を磨くタイミングを教えてもらえませんか?

食事すると、歯垢(食べかす)が必ず停滞します。また、就寝中は唾液が分泌されにくいため、虫歯菌が繁殖しやすい口内環境となっています。そのため、毎食後、および就寝前の計4回の歯磨きが理想です。

Q3.歯磨きするときの効果的な方法、やり方などあれば教えてもらえませんか?

歯自体は縦磨きでも横磨きでも磨けてれば問題ないですが、歯ぐきの歯周ポケットの歯垢をかき出すように磨いてください。歯周ポケットに最も歯垢が停滞し、虫歯や歯周病を引き起こすからです。
それと、歯磨き後には必ず、デンタルフロス(糸ようじ)を行ってください。通常の歯磨きで歯面と歯周ポケットの60%の歯垢除去+デンタルフロスで40%の歯間部の歯垢除去とお考え下さい。

Q4.歯磨きは水だけでも良いと聞きましたが本当ですか?本当であるなら、どうしてなのか教えてもらえませんか?

水だけでよいという事ではないですが、虫歯が発生する機序として、歯に歯垢が停滞することにより、そこから虫歯菌を産生して虫歯になっていきます。
水だけの歯磨きでも充分に歯垢は取り除けるため、虫歯予防としてはOKという事になりますが、口臭予防、着色予防、歯質強化という観点からみたときは、そういった成分を含有した歯磨き粉を使うべきであることは言うまでもありません。

Q5.虫歯って遺伝するんですか?

虫歯の原因は歯質、細菌、食事、時間といった4つの成分が絡み、食事や時間は生活習慣に由来する要素と言えます。
ただ、歯質に関しては唯一、親からの遺伝子が反映される部分ですが、エナメル質の石灰化の度合いなどは、出生後の環境で大きく変化します。
ですから、虫歯という病気を遺伝と関連付けるのは難しいと思います。

Q6.幼少期にシーラントをした方が良いと聞きました。シーラントについて詳しく教えてもらえませんか?

虫歯になりやすい部位として、奥歯の溝になっているところです。
専門用語で小窩裂溝と言いますが、特に乳歯の小窩裂溝は非常に虫歯になりやすいため、ここにレジンというプラスティックを流し込むことで、歯に直接、歯垢が付着しないため、虫歯になるのを防いでくれます。
これがシーラントという手法です。

Q7.先生おすすめの歯ブラシ、歯磨き粉があれば教えてくれませんか?(いくつでも構いません)

歯ブラシの形態は奥歯まで届きやすい小型ヘッドの使用をお勧めします。
また、通常の歯ブラシで上手く磨けない方には、超音波歯ブラシのソニックケアーをお勧めします。徹底的に歯垢・歯石除去が期待できます。
歯磨き粉は知覚過敏がひどい人にはシュミテクトをお勧めします。通常の歯磨き粉であれば、個人的にクリアクリーンが一番お勧めです。

渡邉武寛 先生、丁寧で解りやすい回答をありがとうございました。

虫歯予防に欠かせない5つのアイテム

当運営サイトの編集者も使用している虫歯予防のアイテムをご紹介します。

歯医者さんが作ったチョコレート 袋タイプ 60g×10個セット

 チョコレートなのにキシリトール100%というありがたい商品です。

小林製薬の糸ようじ  フロス&ピック デンタルフロス 60本

 効果抜群!歯間の歯垢をきれいに除去できる。

森永製菓 潤いキープタブレット 18g

 唾液の減少から引き起こされるトラブルを予防するタブレットです。

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 口臭の原因となる舌の汚れを落とします。ブラシは「かため」と「ふつう」があります。

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