虫歯の治療方法

更新日2022.05.17

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虫歯の進行段階別の治療法

虫歯は専門用語で「カリエス」といいます。 Cはカリエスの頭文字で、虫歯の状態に応じてC0~C4の5段階に分けています。

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CO[シーオー] 虫歯の初期
歯に穴があく前の状態なので、きちんと歯を磨き、フッ素とキシリトールを利用し、口内を健康に保つことで治る場合があります。削ったり詰め物をしたりという治療は必要ありませんが、 歯科医院で歯磨き指導を受け、定期検診を受けるようにして虫歯の状態を確認しましょう。

C1[シーワン] 虫歯の中期
歯の表面のエナメル質が溶け、穴があいた状態。痛みはありませんが、放置すると虫歯は進行します。 虫歯部分を削り、そこに詰め物をします。虫歯の穴が小さい場合は、削った穴にレジン(プラスティック)を流して治療は終了します。 虫歯が大きい場合は、虫歯を削った後に、インレー(詰め物)の型取りをして、次の通院で詰め物をして終了します。

C2[シーツー] 虫歯の後期前半
エナメル質を突き破り、象牙質に穴が空いた虫歯です。 治療は、虫歯を削った後に、インレー(詰め物)の型取りをして、次の通院で詰め物をします。 血管や神経の通っている歯髄には到達していないので、強い痛みはありません。 しかし、象牙質には知覚があるので、冷たいもの、酸っぱいもの、甘いものは染みることがあります。 虫歯が大きい場合は、歯全体を覆う被せ物で治療をすることもあります。

C3[シースリー] 虫歯の後期後半
虫歯が歯髄に達し、歯髄炎を起こしています。C3になるとひどく痛みがあります。 神経が興奮しているために麻酔がききにくく、治療中に 痛みを感じることがあります。 神経を取り除き、根管治療を行います。 治療が終了するまでは約1~3ヵ月程度かかります。

C4[シーフォー] 虫歯の末期
歯の上部がすべて溶けて歯根だけの状態です。歯の神経が死んでしまうため、痛みは感じなくなります。 歯根の先まで虫歯が進んでいると、歯の保存は難しいので、抜歯をし、入れ歯やブリッジ、インプラントなどで治療します。

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