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歯をそのまま残しつつ虫歯菌を取り除く根管治療とは?

更新日2023.12.20

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根管治療 (こんかんちりょう ) について

根管とは、歯の中の歯髄(神経と血管)です。
根管治療とは、歯髄を除去した後に根管を消毒し、細菌を取り除く治療のことです。
治療後は、根管に薬剤を詰め(根管充填)、そこに被せ物をしたり詰め物を入れて、再び歯の機能を取り戻せます。

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治療時間

炎症の状態や根管の形態によって異なります。
炎症や形態に問題がない場合は1~2週間程度、問題がある場合は2~3ヵ月程度かかることもあります。

治療の流れ
  • 治療の前の準備
    歯髄・根管部分を露出させるため、歯と詰め物、歯髄を取り除きます。
  • 清掃
    感染している歯質や残っている歯髄、薬剤など取り除きます。
  • 洗浄・消毒
    洗浄・消毒し、症状に合った薬を詰めます。
  • 治療の後
    痛みや炎症が落ち着いたら、根管内への細菌の侵入を防ぐための治療(根管充填)を行います。 根管充填とは、専用の薬剤で根管を埋める治療です。
治療後の痛みについて

歯髄を取った場合でも、治療中や治療後に痛みや炎症があるケースもございます。

根管治療中に痛む場合

  • 残った歯髄に触れたとき
  • 歯の周りの神経に器具が触れたとき

根管治療後に痛む場合

  • 完全に歯髄や感染部分を切除できなかったとき
  • 歯の周りの神経に刺激が加わったとき
  • 歯がヒビ割れているとき
  • 歯の噛み合わせに問題があるとき
  • 他の部位に原因があるとき
マイクロスコープを使用した最新治療

根管治療(歯内療法・歯内治療)について、特に力を入れて勉強し、技術を日々磨いている歯科医師の中には、マイクロスコープ(歯科治療用の顕微鏡)を用いて歯内療法を行う歯科医師もいます。
マイクロスコープは肉眼では見えない細部まで確認できるため、より正確な診断と、より精度の高い治療を受けられます。

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